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よくある質問 - 株式会社大和電気製作所

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FAQ
曝気省電力装置 編
曝気省電力装置
よくある質問と回答

汚水流入の多少に合わせて送風機の曝気量(電力量)を制御することを『曝気量の適正化』といいます。
排水処理施設等では通常 曝気量最大、24時間連続で曝気していますが、本装置は曝気量の適正化による省電力制御を行っています。

通常の間欠曝気は曝気と曝気停止を周期的に繰り返しています。
この方法でも省エネは可能ですが、汚水流入の有無に関係なく間欠運転するため、水質を悪化させる恐れがございます。
弊社の曝気省電力装置は汚水流入が少量、微量または無しの時に省電力制御を行うことにより、水質を悪化させることなく省エネすることが可能です。

汚水流入が少量、微量または無しの時に省電力制御を行います。
酸素供給(曝気)量が少なくてよい時間に省電力制御を行うため、水質悪化に至りません。

一般の事業所等は、8:00-20:00頃までを操業中とし、この時間帯は汚水流入が「通常」であるとします。
20:00-翌8:00頃までを非操業中とし、この時間帯を汚水流入が「少量、微量または無し」といいます。
また、曝気槽への流入が無い(流入ポンプ停止中)時には汚水流入が「無し」としています(1日中)。

通常排水処理施設では曝気量最大、24時間連続で曝気しています。
しかし汚水流入が「少量、微量または無し」の時間が多い施設では過爆気状態が長く続き、放流水が酸性化してしまいます。
弊社の曝気省電力装置は曝気量の適正化により、過爆気を防止することができます。
中和装置を設置して過爆気による酸性水の処理をしている施設では中和装置が不要となります。

弊社の曝気省電力装置は、以下の送風機(ブロワー)で使用可能です。
各ブロワーの省電力効果(削減率)の目安は以下の通りです。

・三葉式ルーツブロワー:約30%~80%の省電力効果

・二葉式ルーツブロワー:約30%~80%の省電力効果

・電動機駆動ダイアフラムブロワー:約30%~80%の省電力効果

・電磁ブロワー:約50%~90%の省電力効果
  ※ロータリーブロワーは、仕様によって対応が異なるため、ご相談ください。

弊社の曝気省電力装置は、以下の施設に設置可能です。

・膜処理施設

・回分処理施設

・オキシデーションディッチ法処理施設

・EM菌処理施設・EM菌培養施設
曝気量およびエアレーション強度を連続的に変化させることで、EM菌などの微生物に適度な刺激を与え、その活性を高めることができます。

これらの施設において、曝気量を適正化することで、省電力効果を発揮しながら安定した処理性能を維持できます。

施設の種類に応じて、必要な配線工事が異なります。

1. 長時間曝気施設の場合
(※汚泥返送方式がエアーリフト方式の場合は、配線方法についてご相談ください。)
 ・電源ケーブル:1本
 ・ブロワーケーブル:2本
 ・流入ポンプ運転信号ケーブル:2本

2. 接触曝気施設の場合
(※逆洗およびエアーリフトのタイマー制御は自動化が可能です。)
 ・電源ケーブル:1本
 ・ブロワーケーブル:2本
 ・流入ポンプ運転信号ケーブル:2本

3. 電磁ブロワーを設置する合併処理浄化槽の場合
配線工事は不要です。本装置の電源プラグをコンセントに差し込み、本装置に備え付けのコンセントに電磁ブロワーの電源プラグを差し込むだけで使用できます。

設置環境に応じた適切な配線を行うことで、スムーズに運用できます。

曝気省電力装置の設置費用を回収するには数年かかりますが、リース契約を利用すれば、初期費用0円で導入できます。

◎リース契約のメリット

・この装置を資産計上する必要がありません。
・リース料金は経費として計上できます。
・電気代の削減分をリース料金に充てることで、負担なく導入できます。
・省電力効果が大きければ、電気代の削減分からリース料金を差し引いた差額がそのまま利益になります。
・リース契約終了後は、電気代の削減分がすべて貴社のコスト削減につながります。

また、リース契約以外の支払い方法もございますので、お見積もりの際はお気軽にご相談ください。

※リース契約は、お客様ご自身でお申し込みください。

曝気省電力装置を導入し、電力消費を削減することで、CO2排出量を直接削減できます。
2022年度のCO2排出係数(2023.12.22 環境省・経済産業省発表)によると、沖縄電力株式会社を除く大手9電力会社のCO2排出係数は 0.438kg-CO2/kWh です。
つまり、1 kWhの電力を削減するごとに、0.438 kgのCO2排出量を削減できます。

曝気省電力装置を活用して継続的に電力消費を抑えることで、温室効果ガスの排出を減らし、カーボンニュートラルの実現に貢献できます。
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