よくあるご質問
曝気省電力装置の導入をご検討中のお客様から多く寄せられるご質問とその回答をまとめました。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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A汚水の流入状況に応じてブロワー(送風機)の運転を最適化し、不要な曝気を抑制することで電力使用量を削減する制御装置です。
省エネと水質維持の両立を目的としています。
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Aブロワーの種類によって異なります。
電動機ブロワー:電源・信号線の接続など電気工事が必要です(標準で1〜2日程度)。施設を休止せずに施工できます。
電磁ブロワー:配線工事は不要です。既設ブロワーの電源を本装置へ差し替えるだけで使用できます。
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A代表的な構成は次のとおりです(現場条件により異なります)。
長時間曝気の施設:電源ケーブル ×1、ブロワーケーブル ×2、流入ポンプ運転信号ケーブル ×2
接触曝気の施設:上記に加えて、電磁弁の制御ケーブル ×1または2(自動タイマー制御に対応)
合併処理浄化槽(電磁ブロワー):配線工事は不要。既設ブロワーの電源を本装置へ差し替えて使用します。
詳細は現地状況を確認の上、ご提案します。
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A以下のとおりです。
電動機ブロワー:専門業者による電気工事と初期設定が推奨です。
電磁ブロワー:取扱説明書に従って簡単に導入できます(必要に応じてサポートします)。
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A一般工場・食品工場・温浴施設・ホテル・学校・病院・ゴルフ場など、幅広い排水処理施設で導入実績があります。
中小規模の施設(事務所、一般家庭他)でも多数運用されています。
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Aデモ機やレンタルはご用意していませんが、汚水流入信号から施設の曝気量を再現できるシミュレーターを貸し出しています。
通常は 1週間程度の設置で効果を確認いただけます。台数や期間には制限がありますので、空き状況をお問い合わせフォームよりご相談ください。
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Aはい、リースでの導入も可能です。
初期費用を抑えて導入でき、リース料は経費計上が可能です。また、節電による削減分をリース料に充てることで、実質的な負担軽減も期待できます。
詳細はお問い合わせフォームよりご相談ください。
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Aブロワーの運転を必要なタイミングだけに制御することで、最大で80〜90%の省エネに至る事例があります。
平均的には50〜60%程度の電力削減が見込まれます(施設規模・水質・運転条件により変動)。
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A間欠曝気が時間ベースの一律ON/OFFであるのに対し、本装置は流入状況に応じて曝気量(運転時間・比率)を最適化します。
不要な停止で水質を損なうことなく、ムダな運転を抑制できます。
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A三葉式・二葉式ルーツ、電動機駆動ダイアフラム、電磁ブロワーに対応します。
ロータリーブロワーは仕様により個別検討となります。
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A30〜120秒の短周期と、180〜1440秒の長周期に対応します。
曝気比率は5%刻みで設定でき、処理負荷に応じた調整が可能です(対応範囲は機種により異なる場合があります)。
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Aはい、機種に応じて変更可能です。
電動機ブロワー:本体のタッチパネルで設定変更できます。誤設定防止のため、変更をご希望の際はサポート窓口へご連絡ください。
電磁ブロワー:別売の専用設定器で切り替えます。
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A過剰曝気を抑制しつつ、必要時には十分な曝気を確保するため、水質の安定に寄与します。
pH低下(酸性化)やBODの悪化を招きにくく、溶存酸素(DO)を適正に維持する運用が可能です。
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A全曝気方式、接触曝気方式、膜処理、回分処理(SBR)、オキシデーションディッチ法、EM菌処理・培養施設など、幅広い方式で効果が期待できます。
空気量を連続的に変化させる制御により、微生物の活性が高まり、処理性能の改善につながる場合があります。
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Aはい、最大2台まで同時に制御可能です(機種構成に依存)。
電動機式・電磁式のいずれにも対応します。
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A特別な定期メンテナンスは基本的に不要です。
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A一般的な電子機器と同様に使用環境により異なりますが、想定寿命は10年以上です。
なお、寿命は個々の部品の耐用年数に依存します。また、定期点検や清掃によって本体を良好な状態に保つことで、安定して長くご使用いただけます。
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A故障時はブロワーが停止しないように設計されており、手動で連続運転に切り替えることができます。
装置本体にエラー表示(アラーム)が出ますので、状況を確認のうえ復旧対応が可能です。
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A基本的な操作は可能ですが、一部の詳細設定には専門的な知識が必要です。
誤動作やトラブルを防ぐため、必要に応じて弊社サポートが設定変更を代行・サポートします。
電磁ブロワーの場合は専用設定器が必要です。
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Aはい、メールでのサポートに対応しています。
運用に関するご相談や設定変更のアドバイスも承ります。
詳しくはお問い合わせフォームよりご連絡ください。 -
Aはい。通常は自動(省電力制御)で運転し、点検・作業時などは手動で連続運転/停止へ切り替え可能です。
作業完了後は自動運転に戻すことで、省エネ制御が再開されます。
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A復電後は安全側の運転から開始し、設定内容に基づいて自動制御へ復帰します。
現場の要件に合わせた復帰動作の調整が可能です(詳細はご相談ください)。
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Aはい、本体でアラーム表示と履歴の確認が可能です。
・アラーム内容:インバータ故障、過負荷
・履歴:一定期間分を保持(保持期間は構成により異なります) -
A一般的には、操業時間帯を通常流入、それ以外を少量〜無しとみなし、自動制御で曝気を最適化します。
流入ポンプの運転信号やタイマー連携を用いることで、現場の稼働実態に沿った運用が可能です。
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A対象となる場合があります。制度・要件は自治体や公的機関により異なります。
最新の公募状況は各機関の案内をご確認ください。申請時に必要な資料のご提供にも対応します。
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Aはい、日本全国で対応可能です。
オンラインでの事前打ち合わせや出張対応など、柔軟に調整いたします。
各地の代理店・販売店にもお気軽にお問い合わせください。 -
Aお問い合わせ → ヒアリング(必要に応じて現地確認) → ご提案・お見積り → ご発注 → 納品・設置 → 試運転・操作説明 → 運用フォロー の順で進めます。
スケジュールはご希望に合わせて調整します。納期は構成により異なるため、お見積り時にご案内します。
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Aはい。消費電力量の削減はCO₂排出量の削減に直結します。
削減量はご契約電力会社の排出係数に依存し、年度で変動します。
CO₂試算ツールから簡単に計算いただけます。 -
Aはい、可能です。
資料ダウンロードにて各種資料をご提供しています。
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Aはい、可能です。
現場条件に応じた簡易/詳細シミュレーションとお見積りをご提供します。運転状況(時間帯別負荷など)を共有いただくと、精度の高いご提案が可能です。